「この角材が、こうなってこうだよ」2か月で完成した『木彫り』作品に「えっ、どゆこと」「天才」
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暗闇からこちらを見る黒猫 画面を拡大した人が続出した『理由』とは木炭画などのアート作品を発信している、綾佑 ryosuke(@ryosuke_art5)さんがXに投稿した、木炭で描かれた黒猫の制作風景を紹介。キャンバスの中に本物の猫が息づいているかのような圧倒的な臨場感に、絶賛の声が寄せられています。

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- 協力
- @ne_ne_wood






「この角材が、こうなってこうだよ」
こうした一言を添えてXへ自らの作品を投稿したのは、木彫作家として修行中の、濱里(@ne_ne_wood)さん。
1つの角材から生み出された、まるで奇跡のような作品に、2万件を超える『いいね』が集まるなどの大きな反響が上がっています。
角材から誕生した温かな『命』に感動
濱里さんが公開した作品の始まりは、まごうことなき1つの角材です。
角材には、何やら耳のついた動物のような下書きが施されています。
この下書きに沿って、丁寧に削っていくと…。
服を着た、かわいらしい猫の姿が浮かび上がってきました!
この緻密な造形に、彩色を施していくと…。完成した作品がこちらです。
丸まった毛糸の上にのる、紺色のセーターを着た温かみのある猫。
じっと見続けていると、この猫を主人公とした、『とある1つの物語』の輪郭が浮かび上がってきそうですよね。
濱里さんいわく、この作品のテーマは『技術の継承を通じて残り続ける永遠の愛』なのだとか。
息をのむほどに洗練された本作には、「えっ、どゆこと。天才」「すごすぎる。頭の中を覗いてみたい」といった称賛の声が多く寄せられています。
作品に込められた想いとは?制作者を取材
grape TREND編集部は、制作者の濱里さんを取材。
まず、作品の着想のきっかけについて尋ねてみたところ、こう答えてくれました。
この猫には体毛がほとんどなく、とても寒がりで、人の手による体温調節がなければ生きていくことができません。
ただ抱きしめて温めてあげることもできますが、その愛は一時的なもので、永遠ではないかもしれない。それなら、セーターの編み方を教え、自分自身を温め、愛する技術を伝えることが1つの愛の到着点なのではないかと思いました。
私が考えていたのは少し切ない物語なのですが、みなさんは自由に物語を考えながら作品を見ていただけるととても嬉しいです。
制作途中の様子
濱里さんの脳内で想像された『少し切ない物語』が起点となった本作。濱里さんの『愛に対する考え方』も、ちらりと顔をのぞかせているようです。
また、本作の制作期間は2か月ほど。制作過程でもっとも難しかった点については、このように明かしています。
写真には写っていないのですが、実はセーターの裏側まで編み目模様を彫っています。
現在、彫刻を教えてもらっている師匠に技を教わりながら、なんとか彫り上げることができました。
彫刻で表現された細部の凹凸
濱里さんの想いと高い技術が形となったこの『猫』。裏側や細部までのこだわりを知ると、より一層作品の魅力に引き込まれますね。
最後に、grape TRENDの読者に向けて、一言メッセージをもらいました。
この投稿を通じて、少しでも彫刻に興味を持っていただけると幸いです。
最初はどこにでもある1つの角材だったからこそ、そこから紡ぎ出された緻密な表現には、心惹かれるものがありますよね。
濱里さんの情熱とこだわりが詰まったこの作品は、木彫りならではの奥深い魅力を、より多くの人へ届けるきっかけとなるでしょう!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape TREND編集部]