「人は温かい」試行錯誤の初フェスで感じた絆 龍玄とし(Toshl)が被災地・金沢への恩返し【インタビュー】
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撮影:grape編集部

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圧倒的な歌唱力で知られる、ミュージシャンの龍玄とし(Toshl)さん。2026年7月は多くのファンにとって『アツい』シーズンになりそうです。
同月1日には、大人気カバーアルバム『IM A SINGER』シリーズから、待望の第4弾が約3年10か月ぶりにリリース。
アニメ『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』で龍玄としさんが歌ったエンディングテーマ『愛をとりもどせ!!』に加え、数々のアニメソングのカバー曲を中心に収録しました。
撮影:grape編集部
さらに同月4日には、石川県立音楽堂(石川県金沢市昭和町)にて、龍玄としさんがプロデュースしたアニメソングの祭典『ANISON LEGENDS FES JAPAN Supported by SUNTORY ALL-FREE』が開催されます!
そこで、grape編集部は大活躍の龍玄としさんにインタビューを実施しました。ニューアルバムや初めて手掛けたフェスへの想いを、たっぷりうかがっています!
伝説の名曲「愛をとりもどせ!!」をカバー 龍玄としの挑戦
1984年から放送スタートし、爆発的な人気を誇ったテレビアニメ『北斗の拳』(フジテレビ系)。
2026年4月に、TOKYO MX、BS11にて『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』として、名作が現代に帰ってきました。
同時に、ロックバンドの『クリスタルキング』が担当したかつてのオープニング曲『愛をとりもどせ!!』が、本作ではエンディング曲として起用され、龍玄としさんが熱く歌い上げています。
「Toshlさんしかいない」 プロデューサーからの直々オファーに応える
直々にオファーを受けて歌うことになったという龍玄としさん。自身も『北斗の拳』のリアルタイム世代であり、オリジナル歌手への強い憧れがあったと言います。
もともと『クリスタルキング』さんが好きで、中学3年生の頃に聞いた『大都会』が衝撃的すぎるほどかっこよかった。
ちょうどピアノを始めた時期で、弾きながらよく歌っていました。
『北斗の拳』の放送が始まった当時、僕は20歳前頃で、もちろん『愛をとりもどせ!!』も放送時に聞いています。
その名曲のカバーをするというのは、非常に難しいチャレンジです。
そんな思い入れの深い名曲だからこそ、今回のカバーには並々ならぬ覚悟で臨んだそうです。
特にアニメソングは、長年にわたって熱烈な思い入れを持っているコアなファンの人がいる『聖域』ですから、生半可な気持ちで挑むとヤケドをします。
しかし、プロデューサーさんから「Toshlさんしかいない」と直々に言っていただいたので、その想いに応えるべく、原曲を聴き直し、世界観に入り込み、自分と曲と対峙しながら練習を重ねました。
そうして、レコーディングではほぼ一発で決める!それが僕にとっての『IM A SINGER道』です!(笑)
撮影:grape編集部
実は、レコーディングがあったのは『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』が配信される2年7か月ほど前だったのだとか。
今か今かと待ち望んでいた龍玄としさんは、実際に自分の歌が流れた時「本当に感激した」と言います。
10代の頃は一人のファンだった 『制作側として挑む現在』の覚悟
『愛をとりもどせ!!』は、龍玄としさん自身も、アニメ視聴者だった当時から馴染みのある楽曲です。
カバーをするにあたって、当時との変化をこのように感じていました。
10代の頃は、1人のファンとしてアニメの歌を聴いていました。そこから40年経ち、今は自分自身も制作側の人間です。
ただファンとして歌うのではなく、制作に加わる人間として「ただ歌えばいい」というわけにはいきません。
現代に蘇らせ、アップデートした楽曲にするにはどうしたらいいか。どういう風に歌い、掘り下げていけばいいのかを考え抜く、そんな準備期間が長かったです。
龍玄としさんが歌う『愛をとりもどせ!!』では、現代に合わせたアレンジも施されています。
レコーディング前の練習において、特に意識したことがあるといい…。
作曲家の林ゆうきさんが手がけてくださったデモテープが、めちゃくちゃカッコいいアレンジでした。
あれだけの名曲を現代風の疾走感とオリジナルの重厚さとを融合させて蘇らせるのは、本当に大変な仕事だったと思います。
このアレンジに対し、僕も「もっと凄まじいものにしなきゃ」と気が引き締まりました。
疾走感を損なわず、声を太く刻み込んでいくような歌い方を追求しています。
低いパートでは、どのように歌詞をクリアにして感情を込めていくか、自分なりにパフォーマンスを磨き上げました。